この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなく この分解立体図を参照する必要があることを示します。

フレームの寸法について必要な点検を行うには、フレーム上に取り付けられているすべての部品を取り外す必要があります。取り外し手順については、それぞれのセクションを参照してください。

破損したフレームは、修理するのではなく交換してください。 フレームに手を加えると、危険な状況の原因となる可能性があります。 また、製造メーカーの責任および製品の一般的安全性に関するEU規定に違反することになります。

遊び調整用ドエル(16)及びリングナット(17)のスレッドに規定グリースを塗布します。遊び調整用ドエルの面(C)全体に塗布するよう注意してください。

図に示したように、2mm以上(反対側の)外に出るよう、遊び調整用ドエル(16)を0.6 Nm ±10%のトルクで締め付けます(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

上記に示したトルクでドエルを取り付けると締め付けられない場合、フレーム、又は遊び調整用ドエル自体が不具合品である可能性があります。

アッパー、アンダー固定スクリュー(6)を挿入し、25 Nm ±5%のトルクで締め付けます( セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

リアサブフレーム(2)(3)にリアバー(27)及びサイドパネルを取り付け、スクリュー(29)を18 Nm ±10%のトルクで締め付けます(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

MTS 1200 S ABSモデルについて、リアバー(27)の図に示した位置にシールバッファ(A)があり、下部側面がオーバンハング(B)の上端に接し、オーバーハングの垂直軸に対して中央にあることを確認します。

キー88713.3526にダイナモメーターキーを取り付け、リングナット(17)を置きます。

遊び調整用ドエル(16)をロックしたまま、リングナット(17)を100 Nm ±5%のトルクで締め付けます(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

フレーム(1)にプレート(8)(9)を取り付けるため、リア専用スクリュー(7)及びフロント専用スクリュー(18)を50 Nm ±5%のトルクで締め付けます(セクション セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

スタンド(21)にプレート(8)(9)を取り付け、4本の固定スクリュー(20)を25 Nm ±5%のトルクで締め付けます(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)。

スクリュー(5)を25Nm±10%のトルクで締め付けます( セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。